だがそれがいい

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気になったことを気ままに書いていきます。

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」にでてくる青年の暴言をまとめてみた【アドラー心理学】

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 累計発行部数が100万部を突破したダイベストセラー本、「嫌われる勇気」を読んだことのある人はわりと多いと思います。

 

アドラー心理学の研究者である哲人と、哲人に異論を唱え論破しようと書斎を訪ねてくきた青年の対話をもとにアドラー心理学とは何か?幸せになるためにはどうすればよいか?を紐解いていく物語です。

 

わたしはこの「嫌われる勇気」と続編の「幸せになる勇気」という2冊の本が大好きです。

もちろん内容も素晴らしいのですが、わたしが最も好きなのが青年の言動、というか暴言。

 

この青年のヒステリックな言動が嫌いで読むのに疲れ挫折したという人もいるみたいですが、わたしは何故かハマってしまいました。

 

そんな、青年の言動の中から特に印象に残ったものを「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」の中からいくつかご紹介します。

 

初対面の割にはひどい「嫌われる勇気」

青年といっても、普通の青年ではなくコンプレックスの塊で自虐的、かなり正確がねじ曲がっています。

 

ははっ、大きく出ましたね!おもしろいじゃありませんか、先生。いますぐ論破してさしあげますよ!

 

いかなる人も例外なく今この瞬間から変わる、幸福になることができると言われて出てきたセリフです。

物語の序盤、初対面の哲人(目上)にたいして青年が言ったセリフとは思えません。

偉そう!

 

 

ええい、このサディストめ!!あなたは悪魔のような御方だ!

 

他者との関係の中で傷つかないという目的を叶えるために自分の殻に閉じこもっているといわれ出てきたセリフ。

芝居がかってます。

 

ははっ!先生、あなたはニヒリストでありながら、アナーキストであり、同時に享楽主義者なのですね!呆れるのを通り越して、笑いがこみあげてきましたよ!

 すばらしいボキャブラリー。

 

大げさ、自虐的、偉そうなどのちょっと普通の人が言わなそうな言い回しはその他の箇所でも沢山出てくるのですが、強めにいっているのは「嫌われる勇気」の中では意外とすくなく、わたしが特に印象に残ったのはこの3つくらい。

 

哲人と青年は初対面ですので、普通に考えたらかなり失礼です。

 

口悪すぎ(笑)な「幸せになる勇気」

さて、「嫌われる勇気」の続編である「幸せになる勇気」。

3年前の対話により幸せになる方法を理解した青年が教師となり、新たな悩みを抱え哲人のもとに戻ってくる話です。

アドラー心理学に落胆し、哲人に憤慨している青年の言動は前作よりトゲトゲしています。

 

はっはっはっ、これはお笑いだ!言うに事欠いて、愛ですって?

子育てを通じてアドラーに対し理解を深め確証を得たと語る哲人がその確証をひとこでいうと「愛」と言ったことにたいして出てきたセリフ。

そして、それを笑うあなたは愛を理解していないと言われて・・・・

 

ぺっ!!どうせ説教じみた隣人愛を語るのでしょう。聞きたくもありませんね!

唾はいちゃった!ここまでくるとただの嫌なやつですw

 

し、失礼が過ぎますよ!何を根拠にそんな邪推を!

撤回してください!あなたにわたしのなにがわかる!

過去が良い思い出になっていないのは、いまの自分に満足していないから、いまの自分を正当化するために「もし~だったらこんな風じゃなかった」と可能性のなかに生きようとしているといわれて返したセリフ。

動揺が見られます。「あなたにわたしのなにがわかる!」はいわなくてもいいかと・・・小憎らしい!

 

ええい、腹立たしい!邪推の次は「過去など存在しない」だと!?右から左に穴だらけの虚言を並べ立てて、それで煙に巻いたつもりか!!望むところだ、穴という穴を、ほじくり返してやる!!

そして、十人十色「いま」によって色を塗られたそれぞれの過去の解釈があるだけで、ほんとうの意味での過去は存在しないといわれ、この長ゼリフ。

 

穴という穴を、ほじくり返してやる!!

なんかもうかっこいい。言ってみたい。

 

違う!個人の場合は違います!個人の過去、されらには記憶、これは脳科学の領域だ。引っ込んでろ!!あなたのような時代遅れの哲学者が出る幕じゃない!

人間は誰もがわたしという物語の編纂者であり、その過去は「いまのわたし」の正当性を証明すべく、自由自在に書き換えられていくのですといわれ・・・。

「引っ込んでろ!」もう普通にひどいw

 

続編の「幸せになる勇気」では、最初から青年は喧嘩腰などで、こういった強い言い回しが沢山出てきます。1つ1つ場面を説明しているとかなり長くなるので、ここからはダイジェストでお楽しみください。

 

いい加減にしろ、この鉄面皮め!

鉄面皮とは・・・面(つら)の皮がまるで鉄でできているように、恥知らずで厚かましいこと。厚顔無恥。

ひどいw

 

こ、この人でなしめ!

もう、ただの悪口w

 

ああ、想像しただけでも腹が立つ!さすがにそんな問題児たちは叱りつける以外にないでしょう!実際にルールをやぶっているのですから、ぶん殴ってやりたいくらいだ。そうしないと彼らの悪行を認めることになる。

ぶん殴ってやりたいとか言っちゃってるしw

 

ええい、腹立たしい。次っ!

次っ!って、短気すぎですw

 

・・・・・・こ、この忌々しい毒虫め!興奮して声を荒げるわたしを、未熟な人間だと嘲笑っているのですか!

慣れてくると段々心地よくなってきます。

 

軽々しく同意するんじゃない、この時代遅れのソクラテスめ!

 素敵なフレーズですね。なんてリズム感の良い言い回しでしょう、曲のタイトルみたいです。

軽々しく同意するすべての大人たちに贈ります。

聴いてください「時代遅れのソクラテス」。

 

ふん、ソクラテスらしく弁明してみることですね!

一周回ってただただソクラテスをdisってるみたいになってますね。 

 

軽口を叩くな、このサディストめ!

どっちがサディストだかw

 

・・・・・・いや、先生、あなたはわたしの自制心に感謝しなきゃなりませんよ。もしもわたしがあと10歳、いや5歳でも若く、これだけの自制心が備わっていなければ、いまごろあなたの鼻骨はこの拳でへし折られていたことでしょう

これは、わたしが一番好きなセリフです。

 怒りを見事に表現していますね。自制心が備わっていなければという言葉を使うことで、自分を少し持ち上げつつ怒りがより強いものであることを見事に表しています。

伝え方が9割。お見事!

完全に調子に乗ってますwww

 

冗談じゃない!そうやって人の心を操っているつもりか、この擬君子め!!

 擬君子(ギクンシ)とは・・・表面は君子らしくみせるが、実際は君子ではない人。えせくんし。

普通なら「嘘つき」とか「詐欺師」とかそんな言葉が出てくるところかと思いますが、言葉のチョイスがすばらしい!

 

お黙りなさい!宗教家にでもなったつもりか!!

青年が目上の哲人に対し言ったセリフです。青年が・・・・

慎みたまえw

 

・・・・・・・くっくっく、これは傑作だ。

もはや、悪人にしかみえません。

 

・・・・・・人間とはわからないものですね!まさか隣人愛を説くあなたから、こんな愚かしいニヒリズムの煮汁が染み出てくるとは!!なにが「人間の愛」だ!なにが常識へのアンチテーゼだ!そんな思想など、汚水をすするドブネズミにでも食わせておくがいい!!

長い!

 

・・・・・・わたしを子供扱いするつもりか!!

何度もいいますが、青年が目上の哲人に対し言ったセリフです。

 

・・・・・・忌々しい!ああ、なんと忌々しい洞察だ!

もうすべての感情が声に出てしまっているレベルです。

 

ふ、ふざけるな!!そんな議論、誰が認めるものか!撤回しなさい、いますぐ撤回するのです!! 

もう完全に調子に乗っちゃってますね。

 

おわりに

内容的にも前作の「嫌われる勇気」では、少しわかりにくかったところがよりわかりやすく描かれているので非常にタメになる部分のおおい「幸せになる勇気」ですが、青年の歯に衣着せぬ物言いに注目して読むとさらに愉しめると思います。

 

現実にこの青年がいたら、確実に何回か鼻骨をへし折られていると思います。

 

わたしが「嫌われる勇気」で一番難しいとおもった部分が、褒めない叱らないという教育にかかわる部分だったので教育者の道を志し(教育者の言動とは思えませんがw)生徒との関係性・距離感に悩んでいる青年の話を引き合いにだし教師と生徒の関係性から解説してくれたので本作は非常にわかりやすかったです。

 

人間の悩みはすべて対人関係の悩みである

そして、人間の幸福もまた、すべて対人関係の幸福である

 

まだ読んでいない方は是非、嫌われる勇気から読んでみてください。

 

 

 

 アドラー心理学を活かした子育てについて、より深く理解したいという方にはこちらもオススメです。